※本記事はMike Dietrichから許可をもらい彼の記事である、
(AutoUpgrade’s Patching: The feature you waited for)を翻訳した内容となります。
元記事はこちらをご参照ください。
AutoUpgradeがリリースされてから約6年が経ち、Oracle Databaseのアップグレードを大幅に変革しました。しかし、一つの機能が足りないと何度も問い合わせを受けていました。そして今、このご要望いただいていた機能が利用できるようになりました。現段階では初期バージョンのためいくつかの機能制限があります。皆さんの要望や希望によって、引き続きご支援いただければ急速に改善されます。それでは皆さんが待ち望んでいた機能であるAutoUpgradeによるパッチ適用について説明します。

AutoUpgradeでパッチ適用?
AutoUpgradeを使用して、ホームAからホームBへのデータベースのパッチ適用が可能です。2023年10月にリリースした直後にこれをスクリプトに組み込んだ大手のお客様がいます。世界有数の航空会社や、最大規模のクラウドプロバイダーの1社も使用しています。データベースは再起動が必要であり、現時点ではRACローリングでのパッチを適用できないため、まだ重要な機能が欠けています。しかし、現在開発チームがこれに取り組んでいます。
AutoUpgradeは新しいOracleホームを構築します
これは大きなニュースであり、長い間ご要望いただいいた機能です。AutoUpgradeでは、データベースを既存の場所から新しい場所に移動できるだけでなく、パッチをダウンロードして新しいOracleホームを構築することができます。
AutoUpgrade 24.7以降のバージョン1では現在以下をサポートしています。
- シングルインスタンスのパッチ適用
- データベースホームのパッチ適用
- Linux環境
- Oracle Database 19c以降のサポート
これらのサポートにより、専任のDBAチームを持っていないが定期的にパッチを適用する必要がある企業様や、特に小規模な環境で使用されるプラットフォームの方にお使いいただくことができます。
また、私たちはFPP(Oracle Fleet Patching & Provisioning)の領域に参入しようとしているわけではありません。FPPはより大規模ば環境、Exadataやクラウドを対象としておりう、Exadata Fleet Updateなどの素晴らしい新サービスなどを提供しています。
MOSからパッチを自動ダウンロード
パッチ適用機能の重要な部分は、My Oracle Support(MOS)から推奨パッチだけでなく必要なパッチもダウンロードできることです。AutoUpgradeでは、TDEアップグレードやマルチテナントの以降にも使用されているSecure External Password Store (SEPS)にMOSの資格情報を保存できます。
Virtual Classroom Seminar – Episode #21のご案内
まずはその目で見て、その後試してみてください。
2024年10月24日に、「Virtual Classroom Seminar – Episode #21, One-Button Patching – Makes life easier for every DBA」を実施しました。参加できなかった場合や、知らなかった方はこの55分で人生が変わります🙂
より詳細な手順について(著者追記)
AutoUpgradeでパッチを適用する方法についてDanielがすでに手順をまとめてくれています。
詳細な手順についてはこちらの記事をご参照ください。
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